「嫌いな言葉」が表す時代の変化
先日、宇垣美里アナウンサーが「嫌いな言葉」としてある表現(「脳死で〇〇する」)に不快感を示していた、という記事を目にした。
たとえば、サッカーではかつて「自殺点」という表現だったものが「オウンゴール」として一般化し、ネガティブなニュアンスが少しずつ排除されてきた。
「将棋倒し」という言葉も、日本将棋連盟からの抗議があり、用語を使用しない流れになっている。
こうした変化は、受け取る人の気持ちを大切にする社会に向かっている証なのかもしれない。
そんなことを考えていたら、先日読んでいた古い雑誌の中に、気になる表現を見つけた。
1985年ごろの『宝島』で、とんねるずのインタビュー記事に「脳死で~」というフレーズが出てきたのだ。
この頃からすでに使われてたんだ…と驚いた。
ただ、今のように広く使われるようになったのは、比較的最近のことだと思う。
もしかしたらネットスラングの普及が関係しているのかもしれない。