【完全保存版】古本用語集 2025年2月最新版
あ行
青本(あおほん)
江戸時代中期の草双紙の一種。表紙に青色の紙を用い、子供向けの物語などが多く収録された。赤本・黒本と並ぶ代表的な絵入り本。
赤本(あかほん)
江戸時代中期の草双紙の一種。表紙に赤色の紙を用いた絵本で、童話や昔話などを扱う。庶民や子供向けの娯楽本として広く読まれた。
アタリ
古書仕入れやオークションなどで、期待以上の価値があるものを掘り出したときの俗称。「今回の入札はアタリだった」のように使う。
イタミ
本の状態に関する総称で、紙の破れや折れ、汚れ、焼け、シミなど、経年や扱いによる損傷を指す。「イタミあり」と書かれていれば要チェック。
一括(いっかつ)
古書市場やオークションなどで、複数冊をまとめて出品・落札すること。「○○全集一括」「雑誌バックナンバー一括」のように使われる。
市場(古書市場)(いちば)
古書店同士が本を売買するための専用市場。古書組合員のみが参加でき、競りや入札方式などで取引が行われる。非公開が基本。
浮世草子(うきよぞうし)
江戸時代前期〜中期に流行した小説ジャンル。町人社会や恋愛模様を描いた大人向け娯楽読み物。井原西鶴の作品が有名。
裏打ち(うらうち)
破れなどを補強するため、紙の裏面から和紙や専用紙を貼り付ける修復技法。和本や巻物などの修理に用いられ、補強・しわ伸ばしにも効果がある。
埃(ほこり)よけ(うりよけ)
長期保管中に本が埃まみれになるのを防ぐため、通気性のある薄紙や布などで覆うこと。湿気のこもりを防ぐため完全密封は避ける場合が多い。
上製本(じょうせいぼん)【※「あ行」ではないが用語として】
本の仕立ての一種で、いわゆるハードカバー。糸かがりなどがしっかり施され、堅牢で高級感のある仕上がり。長期保存に適している。
オークション
競売形式で古本を売買する場や方法。高額な稀覯本や人気作家のサイン本、初版本などがオークションで取引されることが多い。オンライン型も普及。
奥書(おくがき)
和古書(和本)の巻末にある、書写者や刊行の経緯などを記録した部分。写本や版本の由来を知る重要な手がかりとなる。
奥付(おくづけ)
書籍の最終ページにある出版情報欄。発行年月日、版数、印刷所、発行者などが記載され、初版か再版かを確認する上で重要。
帯(おび)
腰巻とも呼ばれる宣伝用の細長い紙。キャッチコピーや推薦文が印刷されており、帯付き初版本はコレクターに人気が高い。
か行
貸本上がり(かしほんあがり)
かつて貸本屋で利用されていた書籍。耐久性向上のためにビニールカバーや糸かがり補強などがされていることが多い。状態はやや劣化している場合が多い。
カズモノ
同じタイトルの本が大量に一括処分される場合の俗称。百科事典の在庫処分や出版社の倒産品などが該当する。定価に対して非常に安く出回ることもある。
仮名草子(かなぞうし)
江戸時代初期の仮名文字を主体とした通俗的な読み物。説話や教訓などを平易な文体でまとめたものが多い。浮世草子の先駆けとされる。
カバー
本の表紙を覆う紙製の外装。ダストジャケットとも呼ばれる。初版時のオリジナルカバーが欠けていると価値が下がる場合も。
カビ
湿気が多い環境で発生する黴菌。紙面にシミや異臭をもたらす。保管場所の湿度管理が最重要。カビは広がりやすいため早期対処が望ましい。
巻頭・巻末(かんとう・かんまつ)
本の最初(巻頭)と最後(巻末)を指す。巻末には奥付や索引、後書きなどが収録されることが多く、和本では巻頭より巻末が重要資料となる場合もある。
完本(かんぽん)
欠落や抜けが一切なく全ページ揃っている本。全巻セットなどでは「完本」が特に重視され、不足がある場合は評価が下がる。
合本(がっぽん)
複数冊に分かれた書籍を一冊にまとめて製本したもの。雑誌の合本などが典型。背表紙部分で綴じ直されている。
稀覯本(きこうぼん)
極めて稀少で入手困難な書物。限定版や古い時代の出版物など、希少性が高いものを指す。英語の「Rare Book」に相当。
記名(きめい)
前所有者の名前が書かれている状態。見返しや奥付などに手書きされることが多く、一般的には減点要素だが、著名人であれば価値が上がることもある。
切れ(きれ)
カバーや帯、ページなどに破れがある状態。「カバーに切れあり」などと説明される。軽微ならば大きな減点にはならないが注意が必要。
草双紙(くさぞうし)
江戸時代の絵入り小冊子の総称。赤本・黒本・黄表紙などが代表例で、庶民の娯楽として広く読まれた。
クロッポイ本
見た目に年代を感じさせる古書を指す業界隠語。紙がヤケたりホコリをかぶっていたりして、いかにも古そうな雰囲気の本。
黒本(くろほん)
江戸時代中期の草双紙の一つ。表紙に黒色や濃い色の紙を使った絵本で、赤本・青本と並んで人気を博した。
経年劣化(けいねんれっか)
長年の保管や使用によって生じる自然な劣化。ヤケ、シミ、紙質の劣化などが代表的な症状。
献呈署名(けんていしょめい)
著者が特定の人物に贈る際、相手の名前を添えて署名したもの。献呈先が著名人だと希少価値がさらに上がる。
月報(げっぽう)
全集などの各巻に挟まれている小冊子。著者や作品に関するエッセイや解説が載っており、欠品しているとコレクター価値が下がることがある。
古書(こしょ)
一般には「古い本」全般を指すが、専門的には明治以前の和本などを指す場合もある。格式ばった言い回しで「古書店」という場合も。
古書組合(こしょくみあい)
古書店主が加盟する組合。各地に存在し、古書市場の運営や情報交換を行う。全国組織として全日本古書籍商組合連合会(全古書連)がある。
滑稽本(こっけいぼん)
江戸後期の戯作の一種。庶民の生活をユーモラスに描いた内容が多く、式亭三馬などが有名。洒落本から派生したとも。
コワレ
糸かがりが切れたり、ノド(綴じ部分)が割れたりして、本がバラバラになりかけている状態。読むのに困難を伴う。
合巻(ごうかん)
江戸時代後期に流行した長編の草双紙。複数巻にわたり続き物として発行され、後に一冊の合本にまとめられることもある。
極美(ごくび)
中古本としては抜群に保存状態が良いもの。キズやヤケがほとんどなく、現行本に近い外観を保っている。
さ行
サイン本
著者の直筆署名が入った本。人気作家やサインを滅多にしない作家の場合、高額で取引されることがある。
雑誌(ざっし)
週刊・月刊・季刊など、定期刊行物の総称。古書的には特定号がプレミア化したり、まとめ売り(合本)されることがある。
三方金(さんぽうきん)
本の天・小口・地(3方)に金箔を施して仕上げる高級製本の装飾技法。洋書のアンティーク本などで見られる。
識語(しきご)
サイン本で、著者の署名に添えられた短いメッセージや詩歌など。署名だけよりもさらに希少性が高まる。
シミ
紙面に現れる茶色や黄色の斑点状の汚れ。湿気や経年などが原因で、英語では「foxing」と呼ばれる。
洒落本(しゃれぼん)
江戸中期の遊里や色恋沙汰をテーマとした大人向け風俗小説。黄表紙と並び、戯作の代表的ジャンル。
修復(しゅうふく)
古書の破損や劣化部分を専門技術で補修すること。和紙裏打ち、糸かがりの直し、革装本の補修など多岐にわたる。
出張買取(しゅっちょうかいとり)
買取業者が売り手の元へ直接出向いて本を査定・買い取るサービス。大量の蔵書処分や遺品整理などに便利。
少書込(しょうしょこみ)
本文にわずかな書き込みがあること。大きな減点にはならないが、気にするコレクターもいるため注意。
書影(しょえい)
本の表紙や中身を撮影した画像。オンライン古書店やオークションで、本の状態を伝える手段として重要。
初版(しょはん)
その本が初めて刊行された際の版。特に初版・初刷はコレクション価値が高く、重版と区別して好まれる。
署名(しょめい)
著者によるサイン。識語や落款印が合わせて入る場合もある。サイン本は稀覯本化しやすい。
シロッポイ本
新品同様の外観で、古さを感じさせない古本。クロッポイ本(古めかしい本)の対義語。
真贋(しんがん)
真作か偽物かを判定すること。特に著者署名や直筆原稿、書画などにおいて真贋鑑定が行われる。
新古本(しんこほん)
在庫処分や流通経路の事情で店頭に並ばず倉庫に眠っていたが、中古扱いとなっている書籍。未使用だが定価より安く売られる。
新書(しんしょ)
新書判(約17×11cm)のソフトカバーシリーズ本。岩波新書、講談社現代新書など。啓蒙書や学術入門書が多い。
スリップ
本に挟まれた注文控えの小片。新刊時に付いているが、古本では抜かれていることも多い。レアな宣伝文や初版判別の手がかりになる場合も。
製本(せいほん)
印刷された紙を綴じて本に仕立てる作業。糸綴じ、無線綴じ、和綴じなどがあり、古本の耐久性や外観に大きく関わる。
背焼け(せやけ)
本棚に長く置かれることで背表紙だけ日焼けしてしまった状態。表紙や小口と色が異なるため、見た目でわかりやすい。
背取り(せどり)
安価で仕入れた古本を別の場所やオンラインで転売し、差益を得る行為。バーコードリーダーを使う現代型も含む。
線引(せんびき)
本文にペンや鉛筆でアンダーラインが引かれている状態。書き込みと同様、古本としては減点要素になりやすい。
創刊号(そうかんごう)
雑誌の第一号。人気のある雑誌や漫画誌の創刊号はプレミア価格がつくことが多い。
総革装(そうかわそう)
表紙全体(背表紙含む)を革で仕立てる豪華製本。高価な洋古書や美術本などに見られる。
相場(そうば)
市場での取引価格の基準。需要と供給、状態によって変動する。プロの古書店主は相場感を常にアップデートしている。
即売会(そくばいかい)
デパートや公会堂、路上などで古書店が集まって一般客に販売するイベント。大規模なものを「古本まつり」と呼ぶこともある。
蔵書印(ぞうしょいん)
持ち主の印鑑が押された本。図書館の除籍本などにもある。押印があるとコレクターには減点要素の場合が多いが、名家の蔵書印はむしろ価値が上がることも。
蔵書票(ぞうしょひょう)
本の見返しなどに貼る小さなラベル(ブックプレート)。デザイン性が高いものもあり、コレクターが存在する。
た行
ダブリ
古書仕入れで同じ本を複数持ってしまうこと。「ダブり在庫」のように用いられ、回転の良くない在庫になると処分を検討する場合も。
段ボール本(だんぼーるぼん)
一般ユーザーが大量に処分する本を段ボールに詰めて一括売却する際、内容が玉石混交になるためにこう呼ばれる。
珍本(ちんぽん)
珍しい本、奇妙な本。稀覯本とほぼ同義だが、内容的にユニークさがある場合や極めて少部数の限定版などを指すことが多い。
吊るし(つるし)
書店の店頭ワゴンなどで安売りされる本を指す。古書店ではなく新刊書店でも処分特価品として「吊るし本」が出る場合がある。
訂正刷(ていせいずり)
誤字脱字などを修正して印刷した版。初版・初刷と内容が異なる場合があり、コレクターは細かく区別する。
特装本(とくそうぼん)
限定的に豪華な装丁を施した書籍。布装や革装、署名入りなど特典が付属している場合もあり、高額になる。
な行
名勝図絵(なしょうずえ)
江戸〜明治期に刊行された観光案内・風景画集の古書。旅行ブームの先駆けとして各地の名所を版画で紹介する。
ナンバリング
限定版などで冊数が限られている際に、シリアル番号が振られていること。「No.○○/100」のように表記される。
ニセサイン
著者名を騙った偽署名。オークションなどで問題になることがあり、真贋鑑定が重要。怪しい場合は専門家に依頼する。
ヌレ
水濡れや液体の付着で紙が波打った状態。乾いてもあとが残る場合が多く、大きな減点要素になる。
ノド
本の綴じ側の内側部分。開閉によるダメージを受けやすく、ここが割れると「コワレ」と呼ばれる状態になる。
は行
函(はこ)
厚紙や布などで作られた外箱。全集や高級本によく付属する。函付きか否かで古書価に大きな差が出る場合もある。
版元(はんもと)
出版社の旧称。江戸時代の出版業者を指すこともある。版元が変わると同じ内容の本でも版や装丁が異なる。
挟み込みチラシ(はさみこみちらし)
新刊時に本の間に挟まれている宣伝や応募券などのチラシ。古書コレクターは当時のチラシが残っているかを気にする。
半紙本(はんしぼん)
和本の判型の一つ。半紙サイズ(約24×33cm)を基準とする本。江戸時代の草双紙などで多く用いられた。
非売品(ひばいひん)
市販されず、関係者や懸賞用にのみ頒布された本。市場に数が少なく、希少価値が生まれやすい。
開き癖(ひらきぐせ)
特定のページばかり開かれ続けたため、そこだけ本がパカッと開きやすくなった状態。背の部分にも負荷がかかる。
ビニールカバー(ビニカ)
本を保護するための透明カバー。図書館蔵書や貸本に多い。経年で変色やベタつきが生じることもある。
美本(びほん)
中古としては極めて綺麗な状態の本。ヤケや汚れが少なく、購入当時の外観を保っている。
袋綴じ(ふくろとじ)
雑誌や本の一部ページが小口側で閉じられている状態。購入者が自分で切り開く形。未開封だと「読んでいない=状態良好」とみなされることがある。
復刊(ふっかん)
絶版になった本を再び刊行すること。人気作品が復刊されると古書プレミアが落ち着くことがある。
復刻版(ふっこくばん)
古い本を当時のままに再現して刊行したもの。オリジナルの版面や装丁を可能な限り再現した影印本などが代表的。
フリ市(フリいち)
古書市場での競り形式の通称。競り人の掛け声にあわせて値段を上げていく公開競売の形態。
古本(ふるほん)
中古書籍の総称。一度人の手に渡った本全般を指すが、希少価値のあるものは「古書」と呼ばれることも。
古本まつり(ふるほんまつり)
多くの古書店が参加し、街や商店街を挙げて行う大規模な即売イベント。神保町の秋の古本まつりなどが有名。
文庫本(ぶんこぼん)
文庫判(A6サイズ)の小型書籍。安価で大量に普及しており、中古市場でも比較的安価に取引されることが多い。
プレミア本
人気や品薄によって、定価を上回る価格で取引される古本。絶版漫画全巻セットや限定版小説などが典型例。
帙(ちつ)【※本来は「は行」ではなく「ち行」だが補足】
和装本や書画を収めるための布製または紙製の折りたたみ式ケース。「帙入り」とあれば保存状態が良いことが多い。
ま行
廻し入札(まわしにゅうさつ)
古書市場の入札方式の一種。出品物を載せた盆を順番に回し、各業者が欲しい品に入札する形式。
マンジュウボン
法事や追悼録など、一般には需要が低い記念出版物の俗称。有名人のものを除き、古書価は付きにくい。
虫食い(むしくい)
紙魚(しみ)などの虫が紙を食べて穴が開いた状態。読みに支障が出る場合、価値に大きく影響する。
虫干し(むしぼし)
カビや虫害を防ぐため、本を陰干しして湿気を飛ばす作業。日本では梅雨明けや秋晴れに行うのが習わし。
ムック
雑誌と書籍の中間的形態の出版物。特定テーマに特化し、書籍としての体裁を持つが雑誌コードで発行される場合も多い。
ムレ
湿気による紙の波打ち・シワ。乾燥させても元に戻らない場合が多く、大きな減点要素。
夫婦箱(めおとばこ)
本体ケースと蓋が背の部分で繋がって開閉する外箱。和綴じ本の収蔵用などで見られる形式。
目利き(めきき)
古書の価値や真贋を見極める鑑定眼。豊富な知識と経験が必要とされる。
目録(もくろく)
古書店が顧客向けに発行する販売目録や図書館の蔵書リスト。過去の目録そのものが資料価値を持つこともある。
元パラ(もとぱら)
購入時に付属していたパラフィン紙やグラシン紙のカバー。これが残っている本はコレクターから高く評価される。
や行
ヤケ
日光や空気による紙の変色。表紙や本文が黄ばんだり色あせたりする。古本の代表的な劣化症状。
約本(やくほん)
要約版として編纂された書物。オリジナルの抄訳や縮約版なども指し、分量は少ないが原本とは装丁・内容が異なる。
輸送箱(ゆそうばこ)
書籍を配送する際の外箱。限定版の保護用として付属する場合もあるが、古書価値への影響は少ない。
洋書(ようしょ)
外国語で書かれた書籍、または海外で刊行された本。国内流通が少ないものは希少性が高く、高価になることも多い。
洋本(ようほん)
和本(和装本)に対して、近代以降の西洋式装丁で綴じられた本を指す。現在一般的なハードカバーやペーパーバックなど。
読本(よみほん)
江戸後期の長編小説。曲亭馬琴(滝沢馬琴)が代表的で、挿絵が少なく文字主体の通俗娯楽読物として人気だった。
ら行
落札(らくさつ)
オークションや入札で最高額をつけて品を得ること。古書の競売では落札価格が市場相場を左右する。
落丁(らくちょう)
ページが抜け落ちている状態。読めない箇所が出るためコレクション価値が大きく下がる。
落款(らっかん)
署名に添える印章やサインマーク。著者が押した落款入りはサイン本と同様に評価が高まることがある。
ラミネート
透明フィルムで表紙をコーティングする加工。図書館の本や貸本でよく見られる。剥がすのは難しい。
乱丁(らんちょう)
ページの順序が誤っている製本不良。落丁とは異なりページはあるが読みにくい。
リーフ(leaf)
一枚の紙を指す英語。バラのページを指す場合、エピソードや図版ごとに抜き取られていることを「リーフ欠」などと表す。
リトグラフ
石版画。挿絵や口絵にリトグラフが使われたアンティーク洋書はコレクション価値が高い。
流通在庫(りゅうつうざいこ)
出版社や取次、書店に残っている新刊・既刊本の在庫。古書市場に流れてくることもあり「新古本」と呼ばれる。
補足:判型・装丁など
四六判(しろくばん)
一般的な単行本の判型(約188×128mm)。小説などでよく使われるサイズ。
B6判(びーろくばん)
漫画単行本や新書サイズに近い判型。日本のコミックはこのB6に近い大きさが多い。
A5判(えーごはん)
学術書や雑誌の増刊などでよく使われる判型(約210×148mm)。
ハードカバー/ソフトカバー
厚紙や布でしっかり装丁したのがハードカバー、簡易な紙表紙がソフトカバー。古書ではハードカバーの方が長期保存に向く。
天金(てんきん)
本の上部(天)だけを金箔で装飾する高級製本技法。埃除けと美観を兼ねる。
革装(かわそう)
表紙に革を使った装丁。高級洋書やアンティーク本で多く見られる。